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2010年1月29日 (金)

施政方針演説はどういう印象を国民に与えたのでしょうか。ま、それもすごい大事だけど我が母校甲子園惜しかった(泣)夏は期待しています。がんばれ!

鳩山首相の施政方針演説が本日ようやく行われました。

「いのちを、守りたい。いのちを守りたいと、願うのです。生まれてくるいのち、そして、育ちゆくいのちを守りたい」という詩的な言葉で始まった演説は、今までの霞が関の官僚の方が作成した難しい演説とは異なり、大変わかりやすく、すぐに理解できるという意味では、時代が変わったことを印象付けたのかもしれません。

しかしながら、崇高すぎて現実離れしている印象も否めません。「この宇宙が生成して137億年、地球が誕生して46億年。その長い時間軸から見れば、いわゆる『人間圏』ができたこの1万年は、ごく短い時間にすぎない」というくだりも、らしいといえばそれまでだが、あまりにもスケールが壮大で、その真意はよくわかりません。

文章を軽く聞き流す分には確かに聞きやすい。しかーし、しっかり文章を読み込み、そして論理をおっていくと、そこには何もなかった。そんな感じ。例えは悪いけれど、小中学生の卒業文集などで、ちょっと文章作成的にませた子供が、その中身の深みや具体的実行性が全くない中で、文章をこねくり回している感じ。(たとえが悪いかなあ。子供のほうがもっといいかも)ま、このくらいの文章は、霞が関的文章よりはいいけど、基本的にはある程度の政治的価値観を持った方ならだれでもねえ。

問題はこの大演説が信頼できる言葉なのかということです。「いのちを守る」というフレーズの多用される一方、年間3万人を超える自殺者、様々な災害、事故、事件での多くのいのちが失われれいる、失われないまでも地方や弱者の疲弊はより一層際立っている現状、特に自殺に関しては「いのちを守る社会の基盤として、自殺対策を強化するとともに…」と一言だけ・・・・。カッコつけてる場合じゃない。

具体策や工程表が何も示されていないことは問題だけど、もっと言えば、「いのちを大切に」ってことは、今までの政治もやってきたこと。確かに、その手法が変わったのだとおもいますが、僕はその手法の変化をしっかり話すことのほうが、施政方針としては必要であったのだと思います。一人ひとりのいのちの守り方、一人ひとりの力を信じ、成長と社会の活力を通じて民間の力を軸に社会を変革していくのか、現政権のように基本的には国や行政が前面に立ち、経済的にも制度的にも個人個人を十二分に守り平等と分配を基本とする社会(民主)主義的政策を遂行するのか、要は「いのちの守り方」の問題です。今までの政府や政治が「いのちを守っていない」かのような言説は、わが国のリーダーとして不見識のような気がします。

いずれにせよ、通常国会、本予算の審議、しっかりしてほしいものです。

今日はいつもより長い時間をかけ本を読んでいたら、また本屋に行きたくなり(笑:本屋に毎日立ち寄ってしまうこの癖が悪いのは分かっているんですがね)、推理小説を2冊購入。気分転換にね。あと、最近(というかずっと昔から薦められていたけど、機会がなかった)薦められたマンガ(いまさらですが)ワンピースを読破しようと、数冊購入。50巻以上あるので先は長いですが、ここ最近(昨年1年で)一番売れているマンガというより「本」ですからね(この出版不況の中で計一億冊以上売れているのだそうで)。なぜそこまでとずっと思っていたので、その解明に(笑)。

鳩山内閣の支持率が(ネット検索会社 RBB NAVI社調査)ネット調査で12.1%までさがることになったようです。ま、ネット調査なので、全実態とはかい離があるでしょうが、状況は混とんとしてきました。そんな中、明日は私たち県連の青年局の大会が、新潟のホテルで開催されます。私たちの現状を真摯に反省し、反転攻勢の1年とするための団結の会にできればと思います。

新潟高校、初の甲子園期待していましたが、本当に残念。春休み行く気満々でした(笑)。夏はぜひとも!がんばれ「けんたか」!!ではでは。

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